徹底比較 │ 「8593G」と「8593KS」

2つの定番モデル、「8593G」と「8593KS」を徹底比較

スローウエアライオンの代表シリーズであるレースアップブーツ、通称8593シリーズ。(5・9・3=コ・ク・サン=国産)2008年リリース以来アップデイトを繰り返し、10年以上経過した今も定番として愛され続けています。

アッパーには定評のあるプルアップレザーを使用した「8593G」と「8593KS」は同じ593木型を使用しているのでアッパーは同デザインですが、アウトソールや製法が違い、異なるコンセプトに仕上がっています。

593木型は、日本人の足を一番良く知っている熟練の職人達と試行錯誤を重ね、日本人の足型に合わせて開発した木型ですので、どちらのモデルも素直な履き心地です。

この2つのスタンダードモデル、一体どちらを選べばよいのか、それぞれの違いを比較しながら解説していきます。

アウトソールの違い

見た目や履き味に違いが出るアウトソール。8593Gはクレープソール、8593KSはタンクソールを採用していますが、この2つのソールの性質は異なります。


Vibram Christy (NEWFLEX)

波型パターンでお馴染みの通称クリスティーソール。軽くてクッション性に優れていて、長時間の歩行でも疲れにくいのが特徴です。以前採用していたVibram#4014は摩擦による耐久性が低いのが弱点でしたが、2019年春夏よりNEWFLEXを採用することで耐摩耗性、滑り抵抗、クッション性が向上しました。厚みは約3mm(カカト箇所)増したにもかかわらず軽量化され、ボリューム感のあるルックスに仕上がっています。


Vibram #148 (Kletterlift)

Vibramの伝統的なソールパターンでグリップ力に優れています(通称クレッターリフト)。アウトドアブーツでおなじみのソールパターンでクラッシックな雰囲気です。シート状のタンクソールで、スポンジを間に入れているのでボリューム感のある見た目に反して軽量です。

ヒールが平坦な形状で大き目なので、地面との接地面が広く安定し、アスファルトにも適応するグリップ力があります。キャンプ場など石がゴロゴロした場所や、ぬかるんでいてスニーカーでは足元が不安なところでも安心です。また、モーターサイクルブーツとしても、ドライビングギアとしても邪魔になりません。

製法の違い

グッドイヤーウエルト製法とステッチダウン製法は縫いの構造の違いだけではなく履き心地も違ってきます。感覚的な事ですのでそのフィーリングは言葉では上手く伝えにくいですが下記のような特徴になります。

グッドイヤーウェルト製法

ハンドソーン・ウェルテッド(手縫いの製法)を改良し機械化したウェルテッド製法です。履き心地はカチッと固定されるような安定感があります。SWLではヌメ革のストームウェルトを使用しており、 ボリューム感のあるウェルトでワークブーツらしい武骨感があります。このストームウェルトがあることで、履き心地はカチッと固定されるようなフィーリングになります。

ステッチダウン製法

グッドイヤーウエルト製法より古くから伝わる製法です。丈夫で気密性が高く、水が浸入しにくい構造です。ステッチダウン製法は、アッパーの革を外側に出し直接ミッドソールに縫い付けます。ウェルトのパーツがない為、屈曲性が良く、靴の中全体の履き味が柔らかく、靴の中で足がリラックスするフィーリングです。

武骨にダブルステッチで張り出したコバは言うなればクルマのバンパーです。外部からの接触に対してコバが最初にぶつかることでアッパーを接触から守ってくれます。

アクセサリーの違い

YKK社製ユニバーサルファスナー、ハトメ(アイレット)の配色にも違いがあります。

GOLD

ヌメのウエルトが経年変化してキツネ色になることを想定して、8593GにはGOLDのアクセサリーを採用しています。

アンティークシルバー

ステッチダウン製法の白い縫糸とのマッチングを考慮してクラッシックなワークブーツらしく、8593KSはアンティークシルバーのアクセサリーを採用しています。


おすすめは?

フィット感と軽さ重視なら、Gシリーズがおすすめ。

#8593RS
8593Gは軽くてクッション性に優れており、ソールと製法のバランスがとれています。ロングセラーで愛される理由はこの履き味です。タウンユースでも気軽にブーツを楽しみたい方におすすめします。
頑丈なブーツを求めるなら、RSシリーズがおすすめ。

#8593RS
8593KSは見た目の武骨さに反して軽量化に成功し、タウンユースやキャンプ場、石がゴロゴロするアウトドアシーンでも活躍するモデルです。趣味を楽しむアクティブな方におすすめします。


おすすめは?

フィット感と軽さ重視なら、Gシリーズがおすすめ。

8593Gは軽くてクッション性に優れており、ソールと製法のバランスがとれています。ロングセラーで愛される理由はこの履き味です。タウンユースでも気軽にブーツを楽しみたい方におすすめします。

頑丈なブーツを求めるなら、RSシリーズがおすすめ。

8593KSは見た目の武骨さに反して軽量化に成功し、タウンユースやキャンプ場、石がゴロゴロするアウトドアシーンでも活躍するモデルです。趣味を楽しむアクティブな方におすすめします。

最後に

ブーツオーナー様の趣味趣向で、オーナー様に相性の良いアウトソールや製法を選んでください。ちょっとしたカスタムブーツを選ぶような楽しさがそこにはあります。長く付き合える相棒が見つかるはずです。

また工場、専門の修理屋さんとも提携し、製品同等のクオリティの高いカスタムワークをおこなっています。特にアウトソールは自動車やバイクのタイヤのように消耗品ですので可能な限りのサポートをいたします。

ワークブーツは永く使っていただいてこそのモノ。お客様の愛用されているワークブーツを、日本人の職人技術でしっかりとなおします。
 
 

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